難波善明 「俳優の心と身体」研究会
心を開けば感受性が高まり、人との真の触れ合いを促すことになる。
役がたとえ非常に否定的な人物であっても俳優は心を開き続け、その役の理解と表現に向かうべきである。※晩成書房刊「演技エクササイズ306」より
もっともっと演技のことを知りたい。もっと演技について考えたい。もっと自分の可能性を広げたい。もっともっと自分の才能を磨きたい。
観客のために、役のために、自分を活かしたい。
胸の奥深くから突き上げてくる魂の叫び!
喜び、怒り、哀しみ、羨望、不安、愛。今こそ、魂を解放して役の人生を生きよう!
観客の心をとらえて離さない「演技の王道」を一緒に歩んでいきましょう。
■開催日
毎週火曜日、月4回。(火曜日が5回ある月は1回お休み)
■時間
18:20開始、21:50終了。(開始と終了の清掃時間含む)
※会場のopen18:00、close22:00
■場所
RAFT(東京都中野区中野1-4-4 1階)
◎JR線・大江戸線「東中野駅」下車西口・徒歩13分
◎丸の内線・大江戸線「中野坂上駅」下車A2出口・徒歩10分
◎JR線「中野駅」からバスの場合
南口下車、京王バス(2番のり場)渋谷駅行き(渋64)「中野一丁目」にて下車(バス乗車時間約5分)
◎JR線「新宿駅」からバスの場合
西口出口、京王バスターミナル(15番のり場)野方行き「中野一丁目」にて下車 (バス乗車時間約15分)徒歩スグ
※東中野駅から約1.0km、中野坂上駅から約0.8km
※駐車場、駐輪場はございません。
■対象
難波善明の演技メソード、及び、俳優訓練に興味があり、自分を俳優として、より、研磨研鑽する意思がある方。
■資格
◎プロ、アマ、問わず。(芸能事務所や他劇団所属も可)
◎心身共に健康であること。
◎18歳以上(高校生不可)。
◎初心者可。
■募集人数
6名
※劇団じゃけんの演技研修生とアクティングメンバーも参加しますので、最大16名での研究会となります。
■入会金
5,000円(税込)/6ヶ月有効
※最後に参加された月から、6ヶ月間参加がなかった場合、退会扱いとなります。
■参加費
月額 14,000円(税込)/月4回
■支払い方法
入会金は初回参加時に、参加費は月の初めに、それぞれ現金にてお支払い下さい。
※クレジット不可。
※主催者側の事情による中止の他は、いかなる理由でも返金は致しません。
■申し込み方法
申し込みフォームより必要事項を記入の上、お申し込みください。
観客がその物語の世界を、今、あたかも役と一緒に生きているように感じる。
役の魂が息吹となり、鼓動となり、俳優の肉体を通して、舞台上で生き生きと光り輝き、躍動し、今、その瞬間の役の喜びや苦悩、哀しみ、欲求、渇望がはっきりとした言葉、行動となって舞台上に刻まれていく。
役の人生を役と共に生き、体験しながら、役の想いや考えを、自分を開いて観客に解放し、観客と役との共感共鳴を深める。
観客の心に直接響き、観客の魂を揺さぶり、観客の心をわしづかみにする。
そんな演技をするためには、
「役のイメージをはっきりとさせること」、
「役の人生を受け入れて、俳優の自我を手放し、役の為に自分を活かすこと」、
「自分のイメージ通りに、声や身体が反応してくれること」、
「舞台上に、役が生き暮らしている場所や時間、空気感、雰囲気を創造(想像)し、五感と筋感覚で実感できること」、
「舞台上で、実人生と同じように感じ、考え、行動することが出来ること」、
「舞台上で、相手役や共演者、観客と正しく感応できること」などが必要です。
難波善明「俳優の心と身体」研究会、Imagination- イマジネーション - は、スタニスラフスキーシステムを基にした難波善明式の「心理身体訓練」と「役へのアプローチ」で、これらの力を高め、俳優の問題を解明し、改善していくことを目的としています。
俳優のトレーニングは、今、自分がどんな環境にいて、その中で物事をどんな風にとらえ、感じ、考え、どんな行動をとっているのか。
その結果、今、自分の心と身体がどんな状態に在るのかを知る「自己認識」から始めます。
そして、その認識した自分を否定も肯定もなく、ただ在るがまま受け入れた後、日常の習慣から自分を解き放っていきます。
この作業を「俳優の自己解放」と呼びます。
次に、舞台上で、作品世界と、役のリアリティー(現実感)を持つことが出来るように、想像力を高め、五感、筋感覚を研ぎ澄まし、感受性(自分の心の動きを 受け取る力)を取り戻す訓練をしながら、同時に、自分が感じたこと、考えたことを抵抗なく、即座に解放するように習慣づけていきます。
こういった基本的な訓練を、楽器(俳優の心理身体)の調整調律と呼びます。
また、舞台上で、役の人生を実人生と同じように生きるためには、集中力の強化が不可欠であり、集中と思考のコントロールを身につける必要があります。
このように、演技というのは、決して、ひらめき、才能、感性だけでやれる仕事ではなく、訓練と技術が必要だと確信した上で、難波善明演技研究会、Imagination - イマジネーション - は、自己認識と自己解放に重点を置きながら、俳優の基盤となる「楽器の調整調律」「役を生きるための準備」「演技の実践」へと進んでいきます。
■楽器の調整調律の為のエクササイズ
難波式「声と身体のユルユル体操」
難波式「発声訓練」
リラクゼーション(無駄な緊張を取り除き、集中力を高め、自分を解放する訓練)
オープンナップ(強い感情を喚起し、解放する訓練)
センソリー五感の訓練(想像の世界を五感で実感し、解放する訓練)
サイコフィジカルトレーニング(心と体を目覚めさせ、調和させる動きや、想像の世界に自分を解放する訓練、想像力を高める訓練等)
「いま、やるべきこと、目の前にあるものを全力で精一杯やることだ。
そうしたら、次にやりたいことがわかってくる。次のことも全力で打ち込むことだ。
そうやってめぐっていけば、あなたは本当に自分のやりたいことを見つけるだろう。
結果も評価も求めないで、ただやり続ければ、あなたは自分のいたい場所に立っていることに気がつくだろう。
『食を求むところに道なし。道を求むところに食あり』」※晩成書房刊「演技エクササイズ306」より
■難波善明
劇団じゃけん 主宰
トップクラスエデュケーション 演技講師
日本演出家協会 会員
日本劇作家協会 会員
プロフィール
1967年3月生まれ。広島県広島市出身。
15歳で演劇を始め、16歳で初舞台。これまでに400作品以上の舞台に役者として出演。
24歳より自身のプロデュース公演を始め、以降、作、演出も手掛けると同時に、俳優訓練法や、演技方法を本格的に学ぶ。
33歳で劇団じゃけんを旗揚げ、現在に至る。
2009年より、Officeトップクラス(現、株式会社トップクラスエデュケーション)が主催する演劇ワークショップの講師を務める。
2016年より、気分爽快カウンセラー、高橋かのんさん主催の「感情解放ワークショップ」の講師を務める。
■研究会への想い
20代前半、僕は、演じても、演じても認められず、馬鹿にされ、呆れられ、笑いものにされ、時には「気持ち悪い」とまで言われ、稽古場に行くのも、演劇の仲間に会うのも、嫌で、嫌で仕方のない時期が長く続きました。
それでも、演じることが好きで、自分を諦めることが出来ず、何をどうしていいのか解らず、もがき苦しんでいました。
そのくせ、自意識と自尊心の強い僕は、他人のアドバイスなど聞く耳も持たず、かたくなに心を閉ざして、強がってばかりいました。
そんなどうにもならない状態の時に、先輩が稽古場に持ってきた一冊の演技書と出会ったのです。
それまでの僕は、ちゃんと演技について学んだことなど無く、我流で演技してました。
演技は感性と才能でやるもんだと思ってました。
また、そうでなくては価値のないものだと本気で思いこんでいたのです。
しかし、その一冊の演技書との出会いが、それからの僕の演劇人生を大きく変える事になったのです。
それから幾つかの出会いを経て、僕は日本にいながら、ニューヨークアクターズスタジオの正会員の方に、「俳優の心理身体の調律の大切さ」と、「演技メソード」を教えて頂ける幸運を手に入れました。
そして、様々な訓練を教えていただき、色々なお話を聞かせてもらう内にいつしか、「演出家が演出を出来る役者で在りたい」と強く渇望するようになっていたのです。
あの、一冊の演技書との出会いから30年以上の月日が流れました。
いまだ道半ばですが、それでもあらゆる経験を通して、演出家が演出を出来る役者で在るためには、
「演技する為に必要な感じやすく、表れ易いからだを手に入れること」、
「あるがままの自分を認め、ありとあらゆる彩りを持った心を解放できること」、
「自分のエゴに囚われない強い意志の力を持つこと」が必要だと学びました。
また、良い役者は演技をしている時、
「非常にリラックスしていて、高い集中力を保ちながら、観客に対して、心も体も開いた状態に在る」と、云うことを体感してきました。
その結果、このような心理身体を手に入れ保つ為に、日々、心と体を調整し続けることが、俳優には絶対に必要だと認識するに至ったのです。
同時に、良い役者は、
「台本に書かれたことを想像力と五感の記憶を使い、その訓練された心と体で体感し、自らに実感(リアリティー)を持たせることで、役を体感し、生きている」と云うことも解りました。
つまり、良い演技をする為の最も確実な方法は、
「良く手入れされた心と身体を手に入れること」、
「豊かで自由ではっきりとした想像力を強化すること」、
「五感の強化」を中心に訓練を続ける事なのです。
もちろん、身体と心の鍛錬だけで演技は上達しません。
訓練された心理身体を使いこなす為の技術を磨き、役に対して自分の心を開き、役の想いを自分の想いにすることが出来るようになって、やっと観客の心を捉えることが可能になります。
その為には、実践を通してその技術を学び、徹底的に役と向き合い、自分自身を掘り下げる事で、役の心を自分の心にすることを追求していくことが必要不可欠だと深く認識しています。
難波善明「俳優の心と身体」研究会では、このような認識に基づき、「演劇とは体感の芸術である」、「受け取る事の出来ない俳優に観客の心を捉える演技はできない」と考え、まずは、心理身体の調整と調律に、日々、明け暮れています。
この「俳優の心と身体」研究会で一緒に「真実味の有る演技」を目指し、俳優の仕事を全うできる「心と体」を作って行きましょう。
「難しいものを易しくなるまで訓練しよう。優しいものを習慣的にできるようにしよう。習慣的にできるようになったら、それを美しいものに仕立て上げよう」。スタニスラフスキー
「怖いと思ったら一歩前に出ろ。怖いと思ったら、そのことこそが、GOサインだ。一歩前に出ろ」。リー・ストラスバーグ ※晩成書房刊「演技エクササイズ306」より
■申し込み方法
申し込みフォームより必要事項を記入の上、お申し込みください。
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